社有林巡視(村火) & 炭焼小屋視察 2016.02.18

定点カメラデータ回収と社有林内放射線量測定を行ってきました。
例年に比べ1ヶ月ほど雪解けが早い感じがします。
生長の森には野うさぎの足跡が見られます。植樹した木の芽や幹にはかじられた痕がみられます。

森のめぐみの体験見学プログラムに「炭焼」がありますが、利用させてもらっていた炭焼小屋が東日本大震災で潰れてしまい、復旧の目途がたっていません。
地元で協力いただいている「みなみ製材所」様より、現役で使われている炭焼小屋の情報を聞き、現地に行ってきました。窯止めの状態で1週間後ぐらいに窯出しのようです。(連絡をもらって見に行く予定です。)また、1~2ヶ月おきに1年を通して焼いていらっしゃるようで、是非エコアカのプログラムの中で使わせてもらいたいと思います。

<Forest Runner / エコアカ室長>

エコアカ看板前 定点カメラ

定点カメラ前 かじられた幹

かじられた芽 野うさぎの足跡

炭焼小屋

「木の教え」、「木とつきあう智恵」

「木の教え」を読みながら。
普段、何げなく見たり触ったり匂ったりしている木ですが、「へぇー」の連続です。

「木は生育のままに使え」
例えば、南側で育った木は建物の南側に、北側で育った木は建物の北側で使いなさい、ということ。癖という多様性を長所として上手に活かす、木を使いこなすことは文化、ですね。
千年以上前に建てられた法隆寺もそうなっているらしい。機会があれば、そういう目で柱を見てみましょう。

木にまつわる本、第二段。「木とつきあう智恵」を読み始めました。
月相が下弦の月から新月の時に伐った木は、腐らず、虫に食われず、歪みもしないらしい。
木の不思議、自然の力、奥深い。

<Forest Runner / エコアカ室長>

木の教え

木とつきあう智恵

ふくしま森林文化フォーラム

2016.2.6 郡山市中央公民館で開催された「ふくしま森林文化フォーラム」に出席してきました。

前半では、野本寛一氏(近畿大学名誉教授)の基調講演「森林のめぐみと民族」があり、後半では、「森に育まれた文化に学び、生かし、未来を考える」というテーマで、沼田大輔氏(福島大学准教授)がコーディネーターとなって、早尻正宏氏(山形大学准教授)、岩崎真幸氏(みちのく民族文化研究所代表)、弦間一郎氏(ふくしまフォレスト・エコ・ライフ財団常務理事)、松崎和敬氏(いわきの森に親しむ会副理事長)をパネリストとしたパネルディスカッションが行われました。

基調講演では、生態民俗学的視点から昔からの多種多様な森林の恵みが紹介され、生活様式の変化とともに山林への依存度が下がることによって失われていく文化の保全・伝承への問題提起がありました。森林の現場にもっと足を運ぶことが必要と熱く語られていました。森林の現場にもっと足を運ぶことが必要と熱く語られていました。紹介のあった「民俗学的森の恵み」はいろいろな要素が複合して、生活と繋がっているのでおもしろいと思いました。

パネルディスカッションでは、「福島県の森林の現状」、イグネを題材とした「暮らしの中の森林」、フォレストパークあだたらでの森での学び・遊びによる「森林文化の継承」、いわき地区(浜通り)での「里山および海岸防災林の取り組み」が紹介され、何をどのようにして残していくか・伝承していくかについて議論されました。

今回のいろいろな意見、考え方、取り組み内容などは、私たちエコアカの取り組みと共通するものであり、取り組みの自信になり、今後の取り組みへの参考ともなりました。

森林の恵み(文化)=森のエコシステムをいかに未来に伝承するか。私たちエコアカのテーマです。

最後に、聴講者からの原発被害・いまだに続く影響に対する訴えがあり、森林文化を考えることにも大きな障害となっている現実を改めて知らされました。辛い。

<Forest Runner / エコアカ室長>

ふくしま森林文化フォーラム_チラシ-crop 基調講演

コーディネーター パネリスト

社有林巡視(赤仁田)2016.01.28

赤仁田社有林の「松くい虫被害木」の伐採予定木を確認してきました。今回は12本を予定しています。今回は対象から外れている木でもやられているものがあります。既に倒木となっているものもあります。整理していきたいと思います。

<Forest Runner / エコアカ室長>

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伐採予定木
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倒木

社有林巡視(村火)2016.01.28

冬の晴れ間、村火社有林の巡視に行ってきました。堀川ダム横を通る村道より上りました。ダムを越えたあたりより道路も雪に覆われています。

社有林も真っ白、積雪は40cm程度、ウサギやキツネと思われる足跡が見られました。

生長の森に設置されている定点カメラのデータを回収してきました。約1ヶ月間のデータです。雪が積もり始めたり、一旦溶けたり、そしてまた積もったりと、日々の変化を撮影し続けています。

<Forest Runner / エコアカ室長>

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エコアカ看板前
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マザーツリー
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生長の森
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生長の森全景
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村道
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定点カメラ前
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ウサギの足跡