出前教室 「長岡京市立長岡第七小学校」

エコアカ通信2016編集後に行いました「長岡京市立長岡第七小学校」、「墨田区立両国小学校」、「八戸市立多賀台小学校」での出前教室の様子を順次紹介します。

まずは、2017年1月17日(火)の「長岡京市立長岡第七小学校」での出前教室(座学+紙すき体験)です。5年生 32名x2クラスが対象でした。京都の小学校での第1回目です。対応するインストラクターのみなさんも、ほとんどが小学校では初めて。それでも、楽しくしっかりとやってくれていました。

この小学校は、三菱製紙 京都工場の近くで、社宅があったころは社宅の子どもたちが通っていました。当時とは違って、木をふんだんに使った新しい校舎となっていました。

座学は、社会科の授業との連携ということで、「林業」にフォーカスしながら森の循環から紙へと続くお話をしました。
紙すき体験では、広葉樹と針葉樹のパルプで作った紙の違いを体験し、用途によって原料を変えたり、ものづくりの工夫についても体験してもらいました。

<Forest Runner / エコアカ室長>

座学 紙すき体験

エコアカ通信2016 アップしました!

エコアカの2016年の活動をまとめた「エコアカ通信2016」をアップしました。
ご一読ください。
エコアカ通信2016

http://ecosystemacademy.jp/about/news.html

2017年も三菱製紙グループ拠点での活動を中心に、体験学習を通じて、子どもたちに「森の循環、森のめぐみ」を伝えていきたいと思います。

<Forest Runner / エコアカ室長>

野鳥の声を録る

5/28(土)の植樹会では、植樹の後昼食を挟んで、日本野鳥の会 松田道生様の講演をいただきました。演題は「森と鳥たちの生活」で、楽しく聴かせていただきました。

講演後の質問コーナーでは、「野鳥の声を覚える方法は?」に対して、「録音して編集作業をすることで自然と覚えられます」と、野鳥の声を録る楽しさを語ってくれました。

それに触発されて、早速眠っていたICレコーダー(オリンパスVoice-Trek)を使って、6/4(土)に赤面山の野鳥の声録りにチャレンジしてきました。以下がそれです。いかがでしょうか?

<Forest Runner / エコアカ室長>

カッコウ&アカゲラ(ドラミング)

ノジコ

IID green! clean! での「森のめぐみの環境学習」開催

4/29(金・昭和の日)に、東京世田谷区の「世田谷ものづくり学校」で開催された緑化・環境イベント「IID green! clean!」にて、エコシステムアカデミーは子どもたち(小学生対象)に森の循環の大切さを伝えながら、紙すき体験を通じてものづくりを楽しんでもらうイベントを行いました。

内容は 「座学(森の循環)+紙抄き体験(広葉樹、針葉樹パルプ+牛乳パックリサイクルパルプ)」で、1教室1時間×3回実施、子24人+親16人が参加しました。

天候にも恵まれ、環境について楽しく学んでいただけたと思います。森のこと、紙のことが少しでも参加してくれた子どもたちの記憶に残ってくれればと思います。

<Forest Runner / エコアカ室長>

160429世田谷ものづくり学校 036r 160429世田谷ものづくり学校 037r

平成28年度インストラクター養成教育修了

平成28年度のエコシステムアカデミー インストラクター養成教育(第8回、9回、10回)を無事終えることができました。
今回は3拠点(4/19開催 第8回「京都(長岡京市)」、第9回「4/26開催 東京(本社)」、第10回「5/26-27開催 白河」)で実施されました。
受講生は全三菱製紙グループから集まり、総数25名の方が新にインストラクター補となられました。(今後活動の実績を積み、認定会議にて認定されることで真のインストラクターとなります。)
今回初めて関西在勤の方8名も受講され、エコシステムアカデミーの活動が地理的にも全国展開を始める基礎作りとなりました。
また、三菱製紙関連会社からの受講者、新入社員の受講者が多く、これからのエコアカの活動が益々活気づくものとなることが期待できる教育となりました。
みなさん、これからが本番です。
よろしくお願いいたします。

<Forest Runner / エコアカ室長>

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
座学
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
森林実習

第3回エコシステムアカデミー植樹会開催!

2016年5月28日(土)に「第3回エコシステムアカデミー植樹会」を、村火社有林内の生長の森で開催しました。来賓の方々、地元の方々、MPMグループ従業員および家族等総勢約50名が集まり、新緑と初夏のはしりの日差しの中、ミズナラ120本とヤマザクラ3本を植樹しました。10年、50年、100年後の豊かな森の風景が目に浮かびます。

植樹会の後は、社有林内の自然観察会、日本野鳥の会 松田道生様による講演会「森の鳥たちの生活」、紙すき体験を行い、参加者のみなさまには森・自然・ものづくりを体験する1日としていただきました。

参加くださったみなさん、運営スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

植樹会の様子は、NHK福島のニュースとして放映されたり、福島民報の記事として掲載されました。

次回は2018年5月を予定しています。

<Forest Runner / エコアカ室長>

参加者のみなさま
参加者のみなさま
植樹会_福島民報記事

社有林巡視(村火) & 炭焼小屋視察 2016.02.18

定点カメラデータ回収と社有林内放射線量測定を行ってきました。
例年に比べ1ヶ月ほど雪解けが早い感じがします。
生長の森には野うさぎの足跡が見られます。植樹した木の芽や幹にはかじられた痕がみられます。

森のめぐみの体験見学プログラムに「炭焼」がありますが、利用させてもらっていた炭焼小屋が東日本大震災で潰れてしまい、復旧の目途がたっていません。
地元で協力いただいている「みなみ製材所」様より、現役で使われている炭焼小屋の情報を聞き、現地に行ってきました。窯止めの状態で1週間後ぐらいに窯出しのようです。(連絡をもらって見に行く予定です。)また、1~2ヶ月おきに1年を通して焼いていらっしゃるようで、是非エコアカのプログラムの中で使わせてもらいたいと思います。

<Forest Runner / エコアカ室長>

エコアカ看板前 定点カメラ

定点カメラ前 かじられた幹

かじられた芽 野うさぎの足跡

炭焼小屋

「木の教え」、「木とつきあう智恵」

「木の教え」を読みながら。
普段、何げなく見たり触ったり匂ったりしている木ですが、「へぇー」の連続です。

「木は生育のままに使え」
例えば、南側で育った木は建物の南側に、北側で育った木は建物の北側で使いなさい、ということ。癖という多様性を長所として上手に活かす、木を使いこなすことは文化、ですね。
千年以上前に建てられた法隆寺もそうなっているらしい。機会があれば、そういう目で柱を見てみましょう。

木にまつわる本、第二段。「木とつきあう智恵」を読み始めました。
月相が下弦の月から新月の時に伐った木は、腐らず、虫に食われず、歪みもしないらしい。
木の不思議、自然の力、奥深い。

<Forest Runner / エコアカ室長>

木の教え

木とつきあう智恵

ふくしま森林文化フォーラム

2016.2.6 郡山市中央公民館で開催された「ふくしま森林文化フォーラム」に出席してきました。

前半では、野本寛一氏(近畿大学名誉教授)の基調講演「森林のめぐみと民族」があり、後半では、「森に育まれた文化に学び、生かし、未来を考える」というテーマで、沼田大輔氏(福島大学准教授)がコーディネーターとなって、早尻正宏氏(山形大学准教授)、岩崎真幸氏(みちのく民族文化研究所代表)、弦間一郎氏(ふくしまフォレスト・エコ・ライフ財団常務理事)、松崎和敬氏(いわきの森に親しむ会副理事長)をパネリストとしたパネルディスカッションが行われました。

基調講演では、生態民俗学的視点から昔からの多種多様な森林の恵みが紹介され、生活様式の変化とともに山林への依存度が下がることによって失われていく文化の保全・伝承への問題提起がありました。森林の現場にもっと足を運ぶことが必要と熱く語られていました。森林の現場にもっと足を運ぶことが必要と熱く語られていました。紹介のあった「民俗学的森の恵み」はいろいろな要素が複合して、生活と繋がっているのでおもしろいと思いました。

パネルディスカッションでは、「福島県の森林の現状」、イグネを題材とした「暮らしの中の森林」、フォレストパークあだたらでの森での学び・遊びによる「森林文化の継承」、いわき地区(浜通り)での「里山および海岸防災林の取り組み」が紹介され、何をどのようにして残していくか・伝承していくかについて議論されました。

今回のいろいろな意見、考え方、取り組み内容などは、私たちエコアカの取り組みと共通するものであり、取り組みの自信になり、今後の取り組みへの参考ともなりました。

森林の恵み(文化)=森のエコシステムをいかに未来に伝承するか。私たちエコアカのテーマです。

最後に、聴講者からの原発被害・いまだに続く影響に対する訴えがあり、森林文化を考えることにも大きな障害となっている現実を改めて知らされました。辛い。

<Forest Runner / エコアカ室長>

ふくしま森林文化フォーラム_チラシ-crop 基調講演

コーディネーター パネリスト

社有林巡視(赤仁田)2016.01.28

赤仁田社有林の「松くい虫被害木」の伐採予定木を確認してきました。今回は12本を予定しています。今回は対象から外れている木でもやられているものがあります。既に倒木となっているものもあります。整理していきたいと思います。

<Forest Runner / エコアカ室長>

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
伐採予定木
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
倒木