森から木を切ってしまうのは、いけないことだと思いますか? でも実は、森は3種類に分けられることができるのです。 伐ってはいけない森 この授業では、「3つの森」について学んでいきましょう。 |
1.伐ってはいけない森 実は日本の土地の66%は、森林(*1)なのです。 なぜ、原生林が大切なものかというと、とても長い時間をかけて育った森は、そこに暮らす、動物や昆虫や植物も森に住み続けているわけです。 |
2.伐ってもよい森 童話「ももたろう」の「おじいさんは山へ柴刈りに...」とか、「鶴(つる)の恩返し(おんがえし)」の「おじいさんは、町へ薪(たきぎ)を売りに...」にあるように、人は昔から森を利用していました。 里山は、一気に木を伐ってしまうようなことをしない限り、また元の姿に戻ってくれます。これが「伐ってもよい森」です。 |
3.伐らなければいけない森 日本の森の木の量は、実は年々減るどころか、毎年増えてきています(*2)。このことは、みんなが自然を守っているからだけではなく、森の木が利用されなくなっているからです。 人工林や里山などは、計画的に木を伐らないと森が荒れてしますのです。これが「伐らなければいけない森」です。 |
《参考文献・注釈》 *1 国土交通省「平成25年度土地に関する動向」(数値は平成24年度) |